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前々から観たいと思っていた劇団四季の『ジーザスクライスト=スーパースター』を
汐留の自由劇場に観に行きました。

劇団四季の原点ともいえるこの作品ですが、
ティム・ライスとアンドリュー・ロイド・ウェバーの作品なんですね。
このコンビは『エビータ』も作り出しています。

いや、アンドリュー・ロイド・ウェバーってすごいな。
キャッツもオペラ座の怪人も全部この人でしょう?

ちょっと見た映画の宣伝(近所の映画館では極音上映とういことで舞台とかライブの映画を音響をよくして上映したりします)では、ハデハデしいネオンなんかもみたものですから、最後イエス様(ミッション系の学校出身なものでw)が天に召されるところで派手なことがあるのでは?なんて勝手に思っていましたが、その予想はことごとく裏切られました。
いい意味でね。


舞台は八百屋舞台。
八百屋舞台とは手前が低く後ろが高く傾斜が付いている舞台のことです。

そして舞台装置は荒涼としたエルサレムの草ひとつない土の地面。
石ころがそこらに転がっているだけ。

これだけで、キリスト教の生まれた土地がどれだけ環境的に厳しいかが
表わされています。

人びとの衣装はすべて濃いベージュと茶色のトーンで、
ベールの代わりに女性がかぶっているのは網。
顔は土に汚れ、服はボロボロ。


そんな人々の中に一人、はやり衣服はボロボロでも凛とした
高貴なたたずまいがジーザス。

彼が起こす奇跡に触れよう、自分のその奇跡にあずかろうと
人はジーザスに押し寄せ、すがり懇願する。
その中で、すべてに救いを与えたいのだけれど、苦悩する人々
救いを求める人々のあまりの多さに比べ、
自分一人の力では救いきれない無力さに苦悩するジーザス。

ユダはそれを見て違うと思っていた。
ジーザスは自分のことを神の子だとしなければ、
人に慈善を行う良い人でいられるのに、どうしてこんなに
祭り上げられていかなければならないのだろう。
これは違う。神の子やユダヤの王ではなく、
一人の男”イイヤツ”なんだよ~!(意訳ですww)と叫ぶ。

ユダは銀貨30枚でジーザスを売った裏切り者と言われていますが、
このユダの本当の想いを一般的なキリスト教で言われているところとは
別の切り口からこのミュージカルは描いています。

ジーザスを愛するがゆえに、彼のこの境遇から切り離すには、
ただの人として貶めるしかないとまで思いつめたユダは
ローマの役人司祭にジーザスを売ります。

このミュージカルはジーザスの最後の7日間を光と影で1日の経過を示し、
表わしていったもので、その照明はとても効果的で、夜が来た、
朝が来たということがよくわかることと、ロックオペラといわれるように、
セリフはなく、すべて唄でつながれていく様子が、
あっというまに十字架にかけられてしまうあっけなさをよく表現していると思いました。


荒涼の地に、じゅうたんを敷いてちょっとした幕を下ろしただけで、
豪奢なヘロデ王の宮殿を表したのも面白かったです。

救いを求めていた人々は手のひらを返したように
囚われて鞭打たれるジーザスを嘲笑い、揚句十字架を背負って
ゴルゴダの丘に歩くジーザスに石を投げます。
使徒たちでさえ、自分たちに害があることを恐れて、ジーザスのことなど
知らないという。

そして十字架に釘打たれる音が響く中、あっけなく十字架に吊るされ
晒されたジーザスが、人々を許しながら息を引き取る。

満天の星が光る中、終始少し離れたところに跪いていた
マグダラのマリアや女たち、そして皆が行ったところを見計らって
戻ってきた使徒たちだけがそれを見守っている。


そいう幕切れでした。


私はクリスチャンではありませんが、
友人に司祭もいたり、礼拝によく出ている経験から
聖書も読書会にも出たりしていたので、ある程度の知識はあります。

そんな私でさえとても複雑な気持ちになるのですから、
クリスチャンの人はどんな気持ちになるんだろう。
そう思わずにはいられませんでした。

ミュージカルの出来としてはとても素晴らしい。
ジーザスは神々しいし、ユダの苦悩もわかる。
群衆の愚かさも極まっている。

ちょっと使徒伝を読み返してみようかなという気持ちになりました。


今月末八王子で地方公演があるみたいです。
もう一度見てみたいかな。


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